・「望まない妊娠」が起きるのは、避妊法について正しい情報を持たないことや、避妊 法の用い方の不徹底もしくは失敗が原因である。 ・日本で多く用いられているコンドームや膣外射精といった男性依存型の避妊法は、効 果が相対的に低いうえに、男性の非協力から「望まない妊娠」に結びつきやすい。
望まない妊娠 どうすればいい?
人工妊娠中絶ができる期間は法律によって、妊娠21週と6日までと定められています。 さらに手術時には、本人と特別な理由がある場合を除き、相手の男性の署名捺印をした「人工妊娠中絶同意書」が必要になります。 また未成年の場合、病院によっては親の同意書も必要となります。
望まない妊娠の問題点は?
望まない妊娠は人工妊娠中絶に至ることが多く、また出産した場合、養育の放棄や児童 虐待などの問題が指摘されるなど、医学的のみならず心理的社会的にも大きな問題を生じ ている。 また問題は一個人、一世代にとどまるだけでなく、世代を超えて社会に深刻な影 響を及ぼすことが懸念される。
望まない妊娠の定義は?
①望まない妊娠 (unwanted prenancy)は、受胎したと分かったとき、あるいはその前に 妊娠を望んでいなかったもの。 ②早すぎた妊娠 (mistimed pregnancy)、いつかは子ども を持ちたいと思ってはいたが、時期が早すぎたもの。
妊娠初期の中絶方法は?
妊娠初期(12週未満)には子宮内容除去術として掻爬法(そうは法、内容をかきだす方法)または吸引法(器械で吸い出す方法)が行われます。 子宮口をあらかじめ拡張した上で、ほとんどの場合は静脈麻酔をして、器械的に子宮の内容物を除去する方法です。