胃下垂(いかすい、英: gastroptosis)とは、胃が正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態のことをいう。 通常は骨盤の後上部にある腸骨の右左をつないだ線上(ヤコビー線)に位置するが、胃角部がヤコビー線よりも下がっている状態をいう。 症状の重い場合は、へそのあたりや骨盤の位置まで落ち込むこともある。
胃下垂 どこ?
胃が正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態を胃下垂といいます。
胃が痛いのはどの辺り?
胃痛とは一般的に、みぞおち(左右の肋骨の間)のあたりに痛みを感じる症状のことで、原因は「胃酸が影響するタイプ」「胃痙攣(いけいれん)が影響するタイプ」 「胃腸機能の低下が影響するタイプ」などに分類することができます。
胃下垂 どうする?
胃下垂は体質的なものなので、多くの場合、治療の必要はありません。 暴飲暴食、過労、ストレスを避けてバランスのとれた食事をとり、過度に熱いものや冷たいものはなるべくひかえます。 胃の蠕動運動を正常に保つよう心がけます。 食べ物を少量ずつ頻回にわけてとることも効果があります。
胃下垂ってどうやってわかるの?
胃下垂の確定診断は、バリウムを飲み胃のX線検査をすることでわかります。 そこで胃の折れ曲がる位置を確認し、胃下垂かどうかを判断することが多いです。