Q8.麻酔(無痛)分娩をいつまでに決めなければいけませんか? A8.麻酔(無痛)分娩の希望については、直前まで迷われても構いません。 また陣痛発来後や前期破水後でも対応できる場合もあります。
無痛分娩 いつまでに決める?
一般的に、計画無痛分娩の予定は、妊娠37週以降の正期産の時期に入ってから医師が決めます。 妊婦さん本人の希望を聞き、母体と赤ちゃんの状態を総合的に判断して、出産の準備が整う時期を予測します。 緊急性がある場合は、妊婦さんの希望に関わらず、安全性を考慮した予定日に実施されます。
無痛分娩 いつから無痛?
無痛分娩の開始時期 無痛分娩(硬膜外麻酔)の開始時期ですが、施設によって多少の違いがあります。 マンパワーがあり24時間体制で対応できるような施設では、自然陣痛を待ち、陣痛開始後子宮口が3~5cm開いてから麻酔を開始するところが多いようです。
無痛分娩 しびれ いつまで?
神経障害 まれな合併症ですが、無痛分娩のあと足にしびれや感覚異常が起きることがあります。 硬膜外麻酔だ けでなく、分娩中の体位や分娩そのものも神経障害の原因となるため、注意深く診察させていただき ます。 たいていは数日で消失しますが、まれに数ヶ月から数年単位で持続することがあります。
無痛分娩 いつからある?
1853年、イギリスのヴィクトリア女王がクロロホルム麻酔で出産をしたことをきっかけに英国の教会が無痛分娩を認知し、これをきっかけにしてヨーロッパで無痛分娩が広まりました。 1940年代になるとアメリカでは、24時間体制の無痛分娩サービスが開始され、希望者に無痛分娩を行うことはごくあたりまえのこととなっていました。