食物や唾液は、口腔から咽頭と食道を経て胃へ送り込まれます。 食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態を誤嚥(ごえん)と呼びます。
誤嚥 異物 どうなる?
異物誤飲の症状 気道異物の場合、何かを飲み込んだあとに突然咳が始まったり、声のかすれや喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューした呼吸の音)が出ます。 また、呼吸を苦しがったりする場合もあります。
むせる なんで?
1. 「むせ」が起こる理由 食べ物が呼吸をするための管やその先の肺に入ってしまうと、息ができなくなったり、肺炎になったりするため、勢いよく空気を吐き出して食べ物を外に出そうとします。 この勢いよく空気を吐き出すのが「むせ」です。
嚥下障害 どこの障害?
脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)による麻痺や、神経・筋疾患、また加齢による筋力の低下などが主な原因です。
嚥下反射 どこで?
嚥下は口腔、咽頭領域を支配する三叉神経、舌咽神経、迷走神経によって引き起こされ る反射運動であります。 咀嚼によって作られた食塊は、随意運動によって舌の上に集めら れ、後方の咽頭に送られます。 この経過中に不随意運動である、嚥下反射が惹起されます。