誤嚥の検査としては、さまざまなスクリーニング検査や、内視鏡を使った嚥下機能検査(嚥下内視鏡検査)が行われます。 喉頭流入や、ごく軽度の誤嚥であれば、十分に咀嚼を行う、一口量を少なめにする、液体に増粘剤(トロミ剤)を添加する、といった嚥下指導が行われます。
嚥下機能は、どのようにして調べるのか?
食べ物を飲み込む動作のとき、聴診器を使って、首の部分で嚥下音が聞こえるかどうかを聴診します。 この検査では、飲み込む前後での呼吸の音の変化を確認しています。 その他にも、咬む力を調べるために行うガムテストや、症状や嚥下が障害されていると思われる時期に必要な検査を組み合わせて行います。
嚥下テスト 何回?
① 反復唾液嚥下テスト のどぼとけが中指をしっかりと乗り越えた場合のみを有効としてカウントし、3回以上であれば正常です。 逆に3回未満の場合は、嚥下機能に障がいがある可能性があると判断されるため、より精密なテストが必要です。
RSST 何がわかる?
反復唾液嚥下テスト(RSST)とは、嚥下機能を測定する方法の1つであり、被験者が一定時間内に唾液を飲み込む回数から機能を評価するもの。 他のスクリーニング方法に比べ、リスクが少なく簡便である。
誤飲 誤嚥 どっち?
本来飲み込まない物(コイン、電池など)を飲んでしまうことを“誤飲”といいます。 また、食べ物が気道に入ってしまうことを“誤嚥”といいます。