高齢者や神経疾患などで寝たきりの患者では口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、この場合、口腔内で肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまいます。 また、高齢者や寝たきり患者では咳反射が弱くなり嚥下機能が低下します。 その結果、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症します。 15 июн. 2017 г.
肺炎 なぜ安静?
肺炎は全身性の消耗性疾患ですから、急性期は、心身を安静に保って酸素消費量とエネルギーの消費量を最小限に抑えることがポイントです。 同時に、発熱や炎症症状に伴う苦痛を緩和します。 呼吸数や脈拍、チアノーゼの有無などを観察し、呼吸不全の発生を早期に発見することも重要です。
誤嚥性肺炎 何歳から?
誤嚥により細菌が肺に入り込む このとき、唾液や胃液とともに細菌が肺に入り込んでしまうことによって引き起こされるのを「誤嚥性肺炎」といい、65歳以上の方がかかりやすい肺炎のひとつです。
高齢者 誤嚥するとどうなる?
誤嚥の典型的な症状としては、食事中に激しいむせと咳が生じ、呼吸困難になります。 顔面が紅潮し、時に紫色(チアノーゼ)になります。 重篤な場合、咳も出ず声も出なくなり、手で首をつかむような形になったまま意識を失うこともあります。 急激に口唇や顔面が紫色になってきます。
誤嚥性肺炎 低酸素血症 なぜ?
胃内容物の誤嚥では直後に気管支痙攣、次いで食物残渣による気道の閉塞や胃液による化学性肺臓炎が起き、低酸素血症が生じる。 気道閉塞部位より末端の肺胞が虚脱して無気肺に進展する。 このような状態で咽頭細菌叢が肺内に吸引されると、細菌性肺炎を合併する。 細菌性肺炎の像を呈するのは数日後であることが多い。