喘鳴(ぜいめい)は、狭くなった気管や気管支を無理に通る空気でのどが笛のように鳴っている状態で、「ゼーゼー・ヒューヒュー」という異常な呼吸音が連続的に発生します。 気管支喘息の発作や異物誤飲などによって起こります。 気管支喘息で喘鳴が起こると、痰の分泌が盛んになって気道を塞ぎ、呼吸困難になります。
喘息 なぜ痰が出る?
1−2.喘息の痰の特徴 喘息は、気道とよばれる空気の通り道に炎症が起こっている病気であるため、炎症を起こしている部分から痰の分泌量が増加したり、喉がイガイガするなどの症状が出る場合があります。 喘息の痰は透明であることが多く、黄色く濁ってドロドロしている痰とは性状が異なる場合が多いです。
喘息 明け方 なぜ?
また喘息の発作は夜から朝方にかけて悪くなることが多いのも特徴の一つです。 夜になると気管支を広げていた交感神経も休み気管支が狭くなってきます。 このため夜明けから明け方にかけて息苦しくなったり、胸が重くなったりすることがあります。
ヒューヒュー 呼吸どんな?
このヒューヒュー、ゼーゼーという音は医学的に「喘鳴(ぜんめい)」と呼ばれます。 この「喘鳴(ぜんめい)」は息を吐くときに聞こえてきます。 気管支の壁が厚くなり、気管支内の直径が狭くなった結果、息を吐くときに、勢いよく空気が通るため、まるで笛のようにヒューヒュー、ゼーゼーという音がするのです。
なぜ 気道が狭くなる?
病因は,①気管外傷後,②肺気腫,③腫瘍や大動脈などによる長時間続く圧迫,④再発性多発性軟骨症,などがあげられます. 症状としては,気道が狭くなることによって起こる喘鳴,労作時呼吸困難,咳,痰という気管腫瘍とほぼ同じようなものがあげられますが,血痰は出ません.