細菌性肺炎の症状は、咳、発熱、膿性の痰が現れ、これにプラスして胸痛が現れる場合もあり、この場合は炎症が胸膜へ拡大しています。 脈拍数や呼吸数の増加が、身体所見では見られます。 症状が重い場合は、呼吸困難、意識障害、チアノーゼが現れるため、治療を緊急に始めることが必要です。
細菌性肺炎 なぜなる?
細菌性肺炎の原因の多くは、口や鼻の奥、のど などにいる「一般細菌」で、この他には他の保菌 者(動物のこともある)や環境中の病原体を空気 と共に吸い込んで起こします。 ウイルスによるか ぜやインフルエンザにより障害された気管支や肺 の粘膜に細菌が落下・付着して起こることもあり ます。
感染性肺炎の分類は?
感染性肺炎;①細菌性肺炎②ウイルス性肺炎③非定型肺炎 Ⅱ. 罹患場所による肺炎;①市中肺炎②院内肺炎③高齢者介護施設発症肺炎 (発症場所により発症原因・起炎菌に特徴があります) Ⅲ. その他;誤嚥性肺炎、薬剤性肺炎、症候性肺炎(膠原病等による)、などに分類され ます。
細菌性肺炎 どこから?
細菌性肺炎の要因としては、一般的に、インフルエンザ菌や肺炎球菌、クレブシエラ菌、黄色ブドウ球菌などの口や喉、鼻の奥などにいる一般細菌があり、これ以外にもレジオネラ菌、A群溶血性連鎖球菌、肺炎桿菌などがあります。 人の場合は、もともと喉に入る病原菌を取り除く免疫力があります。
細菌性肺炎 何日?
細菌性肺炎の入院治療は点滴と、注射薬の抗生剤、薬の吸入、などで す。 通常 2-3 日以内に解熱し、1 週間くらいで退院します。 3 日目まで に熱が下がらないときは治療法の変更が必要な場合があり、入院はそ の分長くなります。