吸入器(ネブライザー)とは、液状の吸入薬を霧状にして、気管支や肺などに送る医療機器のことをいいます。 喘息や気管支炎、肺炎、副鼻腔炎などの治療に使われるもので、液体の吸入薬を細かい霧状にして、気管や肺、鼻の奥などに直接届けます。
吸入薬 なんのため?
気道の炎症や気道過敏性を抑えて気道が狭くなるのを改善し、喘息発作を予防します(最近では、ドライパウダー型の薬もあります)。 副交感神経の遮断作用により気管支の収縮を抑制し、発作を予防します。 アレルギー反応によって起こる化学伝達物質の遊離を抑制することにより、気管支喘息の発現を防止します。
吸入器 どんな人が使う?
喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器関連の病気の治療では、「吸入薬」とよばれるタイプの薬が使用されることがあります。 さまざまな種類の吸入器を用いて、口から薬剤を吸入するのが吸入薬です。 これらの吸入薬は喘息やCOPD治療の中心的な薬であって、咳止めの薬ではありません。
レルベア なんの薬?
吸入ステロイド薬と長時間作用型β2刺激薬を配合した吸入製剤です。 これら2つの成分が一緒に作用することで気道の炎症と狭窄の両方を同時に改善し、呼吸を楽にします。
喘息 吸入薬 うがい なぜ?
Q9 吸入後なぜうがいをするのか? Answer 口腔内の残留薬剤を取り除くために行う。 吸入した薬のほとんど(約 80%)は口のなかに残る。 吸入ステロイド薬 ↔ 食道カンジダ、口腔カンジダ、嗄声(声がれ)を防ぐため、う がいが必要である。
吸入器 いつする?
ぜんそくの治療は主に「吸入器」を使って行われますが、実は吸入器には、気道を広げて一時的に発作を抑える「発作時用」と、毎日継続して使用することで炎症を抑え、発作自体を起こしにくくする「毎日用」があります。 ※子どもや妊婦の方は使えない薬もありますのでご注意ください。
吸入器 何分?
✧ 全量を吸入すると 6~7 分、2/3 量にすると 4~5 分かかります。 ➢ 吸入から6時間以上経過して症状がぶり返している場合、薬剤の効果が薄れてい ますので、再吸入可能です。 ➢ 1回の吸入で 5~6 時間の効果があるので、2回吸入すればお子さんが寝る時間を 十分カバーできます。
吸入ステロイド 何歳から?
5歳以下では、基本治療としてまずアレルギーの薬を飲み、コントロールできない場合に吸入ステロイド薬を加えることが多いです。