毎日吸入するものは、効くまでに時間がかかりますが、 12時間以上効果が持続します。 一方、発作時に使用する薬は、5分位で効果が出ますが、3~4時間しか持続しません。 しんどい時に助けてくれる発作時の吸入薬の方が良く効くと思いがちですが、 実際は毎日行う吸入で発作を予防することが重要です。
吸入 どのくらいで効く?
正しく吸入できていれば、吸入ステロイド薬を継続使用して2週間ぐらいで効果を感じ始めます。 気管支拡張薬のβ2刺激薬と一緒になった薬剤(合剤もしくは配合剤)では、もっと早い時期に効果を実感できます。
喘息の薬どれくらいで効いてくるの?
吸入ステロイド薬は強い抗炎症作用があり、喘息治療に欠かせません。 この薬は、ゆっくり、じわじわと効いてくるので効果が出始めるまでに3日~1週間ほどかかり、やめると効果がなくなってしまうので長期間、毎日続ける必要があります。
吸入 何回まで?
ガイドラインでは気管支拡張剤は1日4吸入までということになっています。 数日間であれば1日1回~4回吸入していただくのは構いません。 ただし、3~4回吸入しても症状が充分取れない、あるいは1~2回吸入しても全く症状が変わらない、あるいは悪化するという状態でしたら、医療機関を受診していただくというのがひとつの目安です。
レルベア 効果はいつから?
A:レルベアは24時間効果が持続する薬です。 1日おきに吸入すると完全に体内の薬剤がなくなるわけではないが、治療をしたりやめたりしていることになっています。 毎日吸入する方が良いです。 モンテルカストも頓用の薬ではなく毎日使う薬です。
吸入薬は飲み薬と異なり、効果を発揮できないのですか?
吸入薬は飲み薬と異なり、上手く吸えていなければ効果を発揮できないお薬です。 ですが医師はお薬が用法通りに吸えているという前提で効果を判断しているため、そのズレで過剰投与につながってしまうことがあります。
吸入薬は2つの吸入で済ませることができますか?
本来であれば、吸入薬を併用するには、2つの吸入を別々に行わなければいけない手間がありますが、配合薬では、2剤配合されているため、1つの吸入で済ませることが可能です。 配合薬であるシムビコートにおいては、長期管理薬として使用されるとともに、発作時に追加吸入することもあります。
機械で薬液を吸入しますか?
機械で薬液を霧状にし、マスクやマウスピースを口に加えて吸入していきます。 特に、エアゾールタイプやドライパウダータイプではうまく吸入できないような小さなお子さんやご高齢の方でも確実に吸入することができます。
簡単な操作で吸入ができますか?
簡単な操作で吸入ができる状態にセットし、マウスピース(吸入口)に口をつけ、自分のタイミングで息を吸い込み、薬剤を取り込みます。 お薬の量がごくわずかであるため、吸っている感じが得られないこともありますが、吸入後にマウスピース(吸入口)を下にして、トントンと叩いて、薬剤が出て来なければ、しっかり吸えています。