肛門周囲膿瘍(はれじ)とは肛門の周囲にできる膿のかたまりです。 直腸と肛門の境目すなわち直腸粘膜と肛門部の皮膚の境目に歯状線というものがあります。 この漏斗状にへこんだ部分に汚物がたまり、炎症がおき、さらに進んで肛門腺管から肛門腺へと進み、化膿して膿がたまります。
肛門周囲膿瘍 どこ?
肛門の入り口から少し入ったところに歯状線という部位がります。 そこにある肛門小窩というくぼみに何らかの原因で傷がつくと、細菌感染をして炎症をおこします。 炎症が悪化し、膿がお尻の肉のほうへ向けて出て膿が溜まってしまったものが肛門周囲膿瘍です。
痔瘻はどこにできる?
痔ろうとは 「痔ろう」は、肛門内部の直腸と肛門周囲の皮膚の間に穴が開いてトンネルができてしまう状態のことで、別名「あな痔」とも言います。 初期の段階は肛門の周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」と言われますが、進行して慢性化すると痔ろうになります。
痔瘻を放置するとどうなる?
肛門のほかに出口がつくられてしまう 常に大腸とつながっているので自然に治ることは期待できません。 さらに通常の痔と異なり、痔瘻を放置すると悪性化(痔瘻がん)に発展することがあります。 大腸がんのなか中でも最も予後が悪いので、お尻の病気だからと躊躇せずに、痔瘻が疑われる場合には早期に受診をお勧めします。
肛門付近のおできは何科?
肛門の腫物であれば飛び出た痔核や皮垂かもしれません。 まれですが、肛門に悪性腫瘍ができることもあります。 肛門から少し離れた腫物なら、粉瘤か脂肪腫、尖圭コンジローマの可能性があります。 担当医師から詳しく説明してもらうか、肛門科の受診をお勧めします。
