インスリンは血糖値が上がると分泌されますが、血糖値が急上昇すると大量のインスリンが分泌されてしまうため、ブドウ糖が脂肪に変わりやすい状態になってしまうのです。
血糖値が高くなるとどうなりますか？
血糖値が常に高い状態にあると、血液が濃くなり、脱水状態になるばかりでなく、糖尿病や心筋梗塞・肝硬変といった病気にかかりやすくなるというリスクが生じます。 特に糖尿病は一度かかると完治が難しく、さらに高血糖が長期にわたり持続することで、いくつもの合併症を引き起こします。
血糖値の急上昇 なぜ？
ストレスによって分泌されるアドレナリンなどいくつかのホルモンには、血糖値を上げる作用があります。 こうした現代社会がかかえるさまざまな問題点に加え、加齢や遺伝といった不可避な要因、肥満や高血圧といった生活習慣に関連する要因が影響し合い、血糖値はどんどん上がりやすくなっていきます。
なぜ血糖値の急上昇は体に悪いのか？
空腹時の血糖値が正常範囲であり、糖尿病の診断を受けていない人でも、食後に140 mg/dL以上に上昇している人もいます。 このように食後に血糖値が上昇すると、細胞から有害な活性酸素が発生して、最終的には血管の動脈硬化を進行させます。 その結果、血管の壁が壊れて切れたり、詰まりやすくなったりと、危険な状態になります。
血糖値スパイク 何分？
いつ計測しても血糖値が高い糖尿病とは違い、血糖値スパイクは食後1－2時間の急激な高血糖が特徴です。 インスリンの分泌が少なかったり働きが不十分で、通常は食後約2時間後には正常値に下がる血糖値が下がらない（140mg/dl以上）ことが原因です。
