血圧が高い状態が続くと、血管にいつも強い圧力がかかることで血管の壁は傷つき、次第に厚く硬くなります(動脈硬化)。 この動脈硬化は、細い血管にも太い血管にも起こり、進行すると様々な合併症を引き起こし、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病など命に関わる重大な病気の原因となります。
血圧が高い時はどうしたらいいですか?
血圧が高いときには、身体も心もゆっくりと休めることが必要です。 照明が明るすぎない静かな部屋で、休むようにしてください。 けがやおなかを壊して痛みを感じている時は、そちらの治療を行いましょう。 痛み止めを使うことも有効です。
高血圧になるのはなぜ?
高血圧の原因には遺伝的要因と環境要因があります。 遺伝的要因とは生まれつきの体質です。 つまり、両親や兄弟・姉妹に高血圧があれば自分も高血圧になりやすいのです。 環境要因とは、食塩のとり過ぎ、肥満、運動不足、ストレス、大量飲酒、喫煙などの生活習慣です。
血圧が高い 何科にかかる?
高血圧は何科で診てもらうか迷った方は、内科もしくは循環器科で診察を受けましょう。 高血圧とは血液が血管の壁を押す圧力が高くなっている状態です。 常に血圧が高い高血圧症の場合、動脈硬化につながり、様々な病気を引き起こす原因にもなり得るため、早めに対処する必要があります。
血圧が高いまま放置するとどうなる?
しかし血圧が高い状態を放置しておくと徐々に動脈硬化が進行し、大血管、心臓、脳血管、腎臓、眼の網膜などの内臓が傷害を受け、動脈瘤、動脈解離、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、腎不全、視力障害などの重大な病気を引き起こすことになります。