これに対し心臓病の場合は、心臓のポンプ機能が不十分なために、肺に水がたまることで肺での酸素と二酸化炭素の交換がうまくできなくなり、息苦しくゼイゼイとなるのです。 心臓のポンプ機能が低下する状態を「心不全」といい、喘鳴は心不全の代表的な症状です。 4 сент. 2017 г.
なぜ喘鳴?
喘鳴(ぜいめい)は、狭くなった気管や気管支を無理に通る空気でのどが笛のように鳴っている状態で、「ゼーゼー・ヒューヒュー」という異常な呼吸音が連続的に発生します。 気管支喘息の発作や異物誤飲などによって起こります。 気管支喘息で喘鳴が起こると、痰の分泌が盛んになって気道を塞ぎ、呼吸困難になります。
心不全でなぜ胸水になるか?
心不全による胸水貯留のメカニズムとしては、①右心不全による静脈圧上昇のために胸水の吸収が低下する場合と、②左心不全による肺静脈圧上昇のために生じた肺うっ血が高度になって、リンパ管からの排出を越えてしまい、胸膜腔への胸水産生が増加する場合とがあります。
湿性ラ音 心不全 なぜ?
気道に分泌物がある場合に、空気が気管支を通過して水泡が破れて生じる異常な呼吸音で、水泡音とも呼ばれる。 一般に肺炎、気管支炎などで生じるが、うっ血性心不全で肺胞隔壁血管周囲、肺胞内、気管支壁および内腔に浮腫液が滲出した場合にも生じる。
心不全 頻脈 なぜ?
心不全がおきると交感神経が賦活化されます。 賦活化されると、頻脈になったり、血圧上昇をきたします。 これによって心不全は悪化のスパイラルに陥ります。 この賦活化したサイクルを抑えるためにβ遮断薬を使用します。