左心不全の場合は肺からの血液が心臓に戻れなくなり、肺の毛細血管の圧力が高まって胸水が生じます。 すると酸素や二酸化炭素のガス交換が阻害され、呼吸苦となります。 これにより倦怠感が生じ、食欲不振につながります。
右心不全 なぜ食欲不振?
右心不全の症状 右心室の機能が低下し大静脈に血液が充満します。 足がむくみ(浮腫)、頸静脈が大きく膨らんだり、おなかが張った感じ、肝臓が腫れる、腸蠕動運動の低下により食欲不振、吐き気などの症状が出現します。
浮腫 食欲不振 なぜ?
パンパンにむくみ、じっとりと冷たく、さらに浮腫により運動の制限も出てきます。 これらの状態が腸管にも及んでいれば当然、消化管の運動自体が阻害される訳ですから食欲低下につながるのです。
心不全 低栄養 どうなる?
心不全患者において低栄養は予後を規定する因子であり、フレイルの原因にもなる。 心不全による腸管浮腫や食欲不振から低栄養状態となり、代謝の亢進や心臓のエネルギー消費の増加はさらに低栄養状態をまねく。
高齢者 食欲不振 なぜ?
老化 老化によって若い頃より運動量が低下したり筋肉量、基礎代謝が低下したりすることでお腹が空いたと感じにくくなり、食欲が湧きにくくなることがあります。 また、足腰の老化やケガの治癒の遅れ、認知症などによる寝たきりの状態は高齢者を無気力にさせ、結果的に食欲不振を招きます。