心雑音とは、聴診器を胸にあてて心臓の音を聞いた時に聞こえる雑音のことをいいます。心雑音に関して大事なのは心臓に雑音があっても、必ずしも病気であるとは限らない .
心雑音とはどんな音?
この時、心音を聞いています。 心雑音とは、心臓の雑音のことで、心臓の鼓動と調和せず、音律を乱しているものです。 多くの場合、血液が心臓弁や心臓近くの血管を流れる時に発する、特徴的な異常音です。 その異常な音は “雑音”で、弁の開閉時に音をたて、心臓弁の欠陥が原因のことが多いです。
心雑音 何がわかる?
心臓の雑音は心臓の中に穴が開いていたり(心室中隔欠損症・心房中隔欠損症)、心臓の弁の狭窄(僧帽弁狭窄症・大動脈弁狭窄症)や弁の逆流(像帽弁閉鎖不全症・大動脈弁閉鎖不全症)などで見られますが、貧血や甲状腺機能亢進症などでも認められることがあります。
心雑音 なぜ?
血液の流れが速くなったとき、心臓の弁の開閉が悪いとき、心臓の壁や血管に穴があいている時などに生じます。 心雑音の原因としては、僧帽弁閉鎖不全症や大動脈弁狭窄症などの心臓弁膜症や心房中隔欠損症などの先天性心疾患や閉塞性肥大型心筋症などの心筋症や心膜炎などの心臓の病気が挙げられます。
心音 なぜ?
心音とは、心臓の弁が閉じる時に生じる音です。 心臓から血液が送り出されるためには、心房と心室の間の房室弁と、心室と動脈の間の動脈弁が開閉する必要があります。 心房が収縮して血液が心室を満たすと、房室弁(僧帽弁と三尖弁)が閉じ、それに伴って心室が収縮を始めます。