裁判所の説明によると,「養育費」とは,「子どもが健やかに成長するために必要な費用」とされています。 簡単に言うと,「子どもの成長のための生活費」と言えるでしょう。 養育費を支払う義務は,親には子を扶養する義務があることから,発生します。 29 авг. 2020 г.
養育費を支払わないとどうなるのか?
親権がなくても養育費を支払うことは親の義務です。 したがって、もしも支払わなかった場合、親権者は裁判所に申し立てると、強制執行による財産の差し押さえが可能です。 差し押さえの対象となるのは、土地・家などの不動産や、家具・家電などの資産、現金などが挙げられます。
養育費は何に使うもの?
具体的には、食費、衣服費、教育費、保険、学費等がこれにあたります。 つまりは、養育費はこういった費用に使われることが前提となっています。 しかし、養育費を支払った側がその用途を具体的に知ることは不可能と言わざるを得ません。 法律上、親権者が養育費の用途について報告する義務もありません。
親権がないとどうなる?
親権を持たない親にとっては、日常的に子供と会うことができなくなります。 面会交流という場でしか会えなくなるため、この部分についても夫婦でしっかりと話し合っておくことが大切です。 親権を相手方に譲り、さらに面会交流もできないといったことにならないよう、以下の点に注意しておきましょう。
養育費 法律 何条?
養育費の法律上の根拠は、民法766条1項所定の「その他子の監護に必要な事項」です。 同条は両親が離婚した場合の養育費の定めを規定したものですが、両親が離婚していない場合でも、両親が結婚していない場合(非嫡出子)の場合でも、親は子供の養育費を負担すべきであるという事が前提になっています。