原因となる薬剤の服用を中止しますが、そのままでは離脱頭痛という激しい頭痛が起こりますので、薬物乱用頭痛の原因にならない薬剤や予防薬を処方します。 それでも最初の1週間から2週間くらいはつらい状態が続きますが、次第に頭痛が起こる回数や痛みの強さが緩和しはじめます。
薬物乱用頭痛 いつまで?
典型的な患者さんでも、最初の1~2週間はつらいでしょうし、その後も2ヶ月程度離脱症状に苦しむかもしれませんが、その後に片頭痛などの頭痛は軽くなっていることが多く見られます。 予防薬は、1~2回/日など定期的に内服する薬です。 頭痛を減らし、また軽くする効果が期待できます。
頭痛薬 依存 どれくらい?
頭痛が起きるたびに鎮痛薬を飲み、月に10日以上薬を服用している場合、薬物乱用頭痛を起こしている可能性があります。 頭痛が頻繁に起こる場合や、「大事な会議がある」などで頭痛を恐れて予防的に飲んでしまうなど、気付かずにつき10日以上服用してしまっていることは珍しくありません。
頭痛薬 何日?
薬の使い過ぎによる頭痛を予防したり、再発を防いだりするためには、頭痛薬の使用を1週間に2日程度まで、1か月に10日未満を守りましょう。 また、頭痛の起こる日数が多い人が市販の頭痛薬を使うときは、有効成分が複数含まれているものは避け、単一の有効成分の頭痛薬を選ぶことがすすめられています。
頭痛薬 何回まで?
イブA錠、イブクイック頭痛薬は服用間隔を4時間以上おき1日3回を限度として使用してください。 また、イブA錠EX、イブクイック頭痛薬DX、イブメルトは服用間隔を6時間以上おき1日2回を限度として使用してください。