特にお墓の区画整理をする場合や、墓地改葬を行う場合には遺骨を取り出したり、砕いたりということはよくなされます。 また、日本では古くから、三十三回忌や五十回忌を終えた遺骨から順に、骨壺から取り出して砕き、カロート内に散骨して土に還すという風習がありました。
遺骨 納骨しないとどうなる?
納骨しないと故人が成仏できないということはありません。 納骨にかかわらず、浄土真宗であれば死後すぐに、それ以外の宗派であれば四十九日のタイミングで霊魂がこの世をさまようことはなくなります。 最近では供養の方法も多様化しており、必ずしも納骨にこだわらなくても構いません。
残った遺骨どうする?
火葬後に残ったご遺骨については、砕かれて灰の状態になるのが一般的とされています。 法的にはご収骨後に残ったご遺骨は自治体の所有となり、「不用品もしくは廃棄物(一般廃棄物)として処分することができる」と定められています。
遺骨 土に還る 何年?
ご遺骨を土に還すと表現されますが、その期間は実に長い時間を要します。 土葬の場合は、数十年から百年程度で土に還ると言われています。 火葬した遺骨の場合は、遺骨の表面がセラミック状に変化するため土に還るまで数百年かかると言われています。 焼骨を土に還す場合は、細かく砕くなどすれば、土に還る期間を短くできます。
骨壷 風呂敷 いつ外す?
ご自宅へ帰られて祭壇などに骨壺を安置する際は、風呂敷を外して安置しています。 その後、法要や納骨などで骨壺を移動させるときは、再度風呂敷に包んで移動します。 お墓に納骨するときは風呂敷や骨壺カバーを外して、骨壺のみ納骨します。