食道から胃に送り出す筋肉の働きが衰えていることや通り道のどこかが狭くなっているなどの原因が考えられます。 特に咽頭がん、喉頭がんなどはこの通り道が狭くなるため綿密な検査が必要です。 過労などのストレスによる心理的な要因から飲み込みづらくなるケースもあります。
唾が飲み込みにくいのはなぜ?
唾液は口の中を清潔に保つだけでなく、かみ砕いた飲食物をまとめて咽頭へ送りやすくする作用もあります。 このため、唾液が減少すると物が飲み込みづらいと感じることがあります。 そのほかにも、口の中のヒリヒリ感や虫歯の増加、口臭の悪化といった症状も伴うのが一般的です。
加齢による嚥下機能低下の要因はどれか?
加齢により口や顎の筋力低下や萎縮のため、唾液腺に刺激が伝わらず唾液分泌量は低下し、唾液の粘稠度は上昇する。 粘つくことにより、咀嚼・嚥下障害が起こりやすくなる。
飲み込みにくいのどの違和感?
異物感や飲み込みにくさ、喉が詰まるような感じといった違和感は、咽頭・扁桃・喉頭の炎症や、逆流性食道炎といった食道疾患によって起こります。 まれに喉頭がん、咽頭がん、食道がんの初期症状として喉の違和感が現れることもあります。
嚥下しにくい 何科?
ものがうまく飲み込めないことを、「嚥下困難」とか「嚥下障害」といいます。 幼児がものを飲み込みにくくなったときには、小さなおもちゃなどの異物を飲み込んで、それがのどの奥に引っかかっていることがあります。 原因不明の嚥下障害があったら、早めに総合病院の耳鼻咽喉科へ連れて行ってあげて下さい。