いずれにせよ、子どものよだれというのはほとんどが生理的なもので、心配の必要はありません。 しかし、ある突然、よだれの量が増えたというような場合は口内炎や扁桃腺炎で飲み込むのが辛くなった時や虫歯も原因になるようです。 また、鼻が詰まって口呼吸になったときも考えられます。
よだれが出る病気?
唾液があふれ出る―流涎症~病気や義歯、加齢が影響(鶴見大学歯学部付属病院口腔機能診療科 中川洋一学内教授)~ 口の中にたまった唾液が飲み込む量を超えて口からあふれ出る症状が病的に続く状態を流涎(りゅうぜん)症という。
よだれがすごい出る?
ストレスなどが唾液腺を刺激することで、唾液の分泌量が増えることがあります。 ストレス・つわり(妊娠)・胃の張りが刺激となって、唾液の量が増えることがあります。 鉄分不足も原因の一つです。
四歳でよだれがでる?
三―四歳以上のよだれは、口内炎・舌炎・う歯などの随伴症状としてのことが多く、これらは疼痛や食欲低下を伴い、炎症が治れば唾液分泌は正常化します。 仮性で小児に多いのは、へんとう肥大(アデノイド)や巨舌症で、普段から睡眠中のいびきが大きかったり、口が閉じずに舌を出していたら、これらを疑ってください。
5歳 よだれ多い?
お子さまの症状から「よだれ」について考えられることは、唾液量の問題よりも、口が開いていることでよだれが生じる可能性が考えられます。 5歳で巨大扁桃腺とアデノイド肥大と診断されているので、このような場合には、口呼吸(鼻ではなく口で呼吸)の習慣が身についていたのではないでしょうか。