唾液があふれ出る―流涎症~病気や義歯、加齢が影響(鶴見大学歯学部付属病院口腔機能診療科 中川洋一学内教授)~ 口の中にたまった唾液が飲み込む量を超えて口からあふれ出る症状が病的に続く状態を流涎(りゅうぜん)症という。 28 нояб. 2021 г.
唾液がたくさん出る 何科?
「唾液・よだれが多い」という症状を訴える相談に対し、21%にあたる相談で「耳鼻いんこう科」が医師からおすすめされています。
よだれはなぜ出るか?
唾液は通常、無意識のうちに飲み込んでいるものですが、なんらかの原因で飲み込みづらくなると、よだれとなって口から出てきてしまいます。 飲み込みづらくなる原因として考えられることは、以下の通りです。 ・加齢による口腔機能の低下高齢になると、舌や唇の機能が低下して口を閉じにくくなってしまいます。
いきなりよだれが増えた?
一方突然よだれが多くなってきた場合は、口の中の炎症が原因のことがあります。 口内炎・舌炎・咽頭・扁桃腺などであり、これらの痛み刺激が神経を介して唾液の分泌を増加させます。 また口蓋の傷みのために唾液を飲み込めないためよだれが増えることもあります。
よだれが出るパーキンソン病?
パーキンソン病(PD)におけるよだれ(流涎)は、患者さんの社交性を妨げると同時に、口腔内の清潔維持を困難にし、唾液の誤嚥さらに誤嚥性肺炎につながる症状として重要です。 頻度は報告によって様々ですが、10-84%とされ1)、決してまれではないのですが、有効な治療に関する報告はそれほど多くないのが現状です。
よだれ ですぎる?
病的なものだった場合、唾液が無意識に口の外に流れ出てしまいます。 その原因は主に二つあります。 一つは唾液そのものの量が増える「唾液分泌過多」で、これは妊娠時のつわりや胃の膨満などが刺激になって起こります。 もう一つはのみ込む機能が鈍る「 嚥下 えんげ 障害」です。