月経過多とは、経血量が異常に多い状態をいいます。 学問的には、月経期の経血が140ml以上であれば「月経過多」と定義されていますが、これを厳密に計測するのは非常に困難です。 そのため、他に内科的原因がない場合は貧血の有無で判断し、貧血になっている場合に月経過多の可能性があると診断されます。
月経過多 どれぐらい?
過多月経とは、1回の生理期間の出血量が150ml以上あることです。 人によってはレバーのような塊が出たりします。 8日以上続くものを過長月経ともいいます。
月経過多 なぜ?
月経過多の原因にはさまざまなものがありますが、主に器質的疾患*である子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症などの子宮の病気によって生じるといいます。 子宮筋腫や子宮腺筋症の場合、医療機関ではまず薬物療法が検討され、なかでも低用量ピルが処方されることが一般的です。
月経過多 何ミリ?
そこで出血量の定義です。 1周期の総出血量として、20-140ml が正常とされています。 20ml以下を過小月経、140ml以上を過多月経といいます。
月経過多 貧血 何科?
まずは婦人科と消化器科を受診しましょう。 女性の貧血の場合は、生理(月経)の量が多すぎること(過多月経)による貧血が約6割、 消化管出血による貧血が約2割と言われています。 その他の原因としては、鉄の摂取不足・吸収障害や、腎臓・血液の病気などがあります。