がんがすべて切除された場合に治ることができます。 切除の後、5年経過して再発がなければ治ったものと判断します。 直腸がんの再発は肝臓や肺、骨盤内(局所再発といいます)に多くみられます。
直腸を取るとどうなる?
結腸の一部を切除しても、大腸の役割である水分の吸収は残った腸でもできるため、後遺症はほとんどありません。 しかし、直腸の一部を切除した場合には、便をためたり、押し出したりする力が損なわれるため、排便の回数の増加などの排便障害が起こります。
直腸癌どんな痛み?
直腸がんの場合、腫瘍が肛門に近いと肛門痛として認識されることがあります。 また、腫瘍が腸管外の神経や他臓器に浸潤している場合は腹部以外の痛み(下肢痛、背部痛、臀部痛など)として認識されることもあります。
直腸がん 何歳から?
大腸がんにかかる年齢は、50歳代から増加しはじめ、高齢になるほど高くなります。 男性に多い傾向がみられます。
直腸癌ってどういう病気?
直腸がんは直腸の組織内に悪性(がん)細胞が認められる病気です。 年齢および家族歴により直腸がんの発生するリスクに影響が出ます。 直腸がんを疑う症状として、便通の異常および便中の出血などがあります。 直腸がんを発見し、診断するには、直腸および大腸の検査が用いられます。
直腸がんの原因は何ですか?
直腸がんは、 原因はわかっていません 。 酒やたばこ、肥満の方や肉類をたくさん食べる方がなりやすいとも言われています。 一部の 大腸ポリープ は、がんになることがあります。 遺伝 性の場合もあるので家族に直腸がん、大腸がんの人がいたら注意する必要があります。
直腸がんの手術は安全ですか?
しかし、直腸がんでは病巣から2cm以上離れた肛門側まで、がん細胞が広がることはほとんどありません。 また肛門の近くで腸と腸をつなぎ合わせる操作を、自動吻合器という手術器械を使って安全に行えるようになりました。 さらに最近では、肛門のすぐ近くにできたがんであっても、比較的早い時期のものであれば、肛門括約筋 (肛門を締める筋肉)を部分的に切除したうえで腸と肛門を縫合し、肛門から排便する機能を温存する技術も発達してきました (図1)。 そのうえ、当消化器センターで行っている手術前の放射線治療はがん病巣を小さくし、肛門を温存できる可能性を高めます。 こうした手術技術や補助的治療法の進歩により、永久的な 人工肛門 が必要になる直腸がんの患者さんは最近激減しています。
直腸がんは人工肛門で治りますか?
がんを治すための手術では、がん周囲の正常な部分を含めて広く切除しますので、直腸がんが肛門のすぐ近くにできてしまうと、直腸と肛門を一緒に切除して 人工肛門 を作らざるを得ない場合があるのは事実です。 しかし、直腸がんでは病巣から2cm以上離れた肛門側まで、がん細胞が広がることはほとんどありません。 また肛門の近くで腸と腸をつなぎ合わせる操作を、自動吻合器という手術器械を使って安全に行えるようになりました。
肥満は大腸がんの予防法ですか?
ただ、以前は大腸がんの予防法として”確実”とされていた野菜や、”可能性あり”とされていた果物の摂取ですが、最近発表された研究やレポートでは、予防的な関連が認められなかったり、可能性を示唆するという結果に変更され、”確実”な予防法とは言い難い状況です。 WHO (世界保健機関)は、2003年に、肥満を大腸がんの確実なリスク因子であると認定しました。 わが国における大規模疫学研究でも、肥満は大腸がんのリスク因子であることが明らかになっています。