また、宿便と似た用語で「脂肪便」という言葉があり、ちまたで「太っている人はお腹の中に5kgも脂肪便があるので取って痩せましょう」などの広告を見たことがありますが、これは全くの嘘です。 医学的な脂肪便とは、便器の中で便が浮いて、少し脂(あぶら)があるようなもので時に白くなり、見た目でわかることができます。 16 февр. 2022 г.
脂肪便とは何か?
脂肪便(しぼうべん、英: Steatorrhea)とは、大便中に過剰な脂肪が存在している状況をいう。 大便は、過剰な脂肪ゆえ比重が小さいので水に浮き、脂っぽい外観で、特に悪臭を放つ。 肛門からの脂肪の漏出やある程度の大便漏れが起こる場合もある。
脂肪便 なぜ?
脂肪分の多い食べ物を食べ過ぎた場合に、消化不良を起こし、「脂肪便」という白っぽい便が出ることがあります。 特徴は便自体が軽く、便器の水に浮きます。 基本的に経過観察でよいのですが、時に膵臓(すいぞう)の働きが落ちると脂肪分を分解する膵酵素が出にくくなるので、脂肪便となることがあります。
宿便とはどんな感じに出る?
宿便は腸の動きが活発であっても便が全て出し切れず、とどまっている状態のことをいいます。 便秘とは違い不快感を感じることもほとんどありません。 便秘になってしまうと、排出部分が詰まり、当然宿便もたまりやすくなってしまいます。
宿便があるかどうかわからない?
広告などで言われている「宿便」は存在しません。 腸の壁がひだのようになっているため、その谷間部分に便が入り込んでたまってしまい、「腸にヘドロのようにこびりついた便」が「宿便」であるという考えのようです。