原因 皮膚に常在しているマラセチアというカビ(真菌)の一種が脂漏性皮膚炎の発症に関わっているといわれています。 皮脂を栄養源とするマラセチアが皮膚で増殖すること自体が、皮膚の炎症を引き起こすと考えられています。
なぜ脂漏性皮膚炎?
脂漏性皮膚炎の原因はその詳細はまだ明確にはわかっていませんが、遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが関与した多因子疾患と考えられています。 近年は、皮膚に常在しているマラセチアというカビ(真菌)の一種が発症に関与していることが認識されており、重要な症状の悪化因子と考えられています。
フケ カビ なぜ?
フケの病原菌とは? あまり知られていませんが、「フケ原因菌」は皮脂を食べて生きるカビの一種で、誰の頭皮にも住んでいます。 癜風菌(でんぷうきん)ともいわれ、皮脂腺が多い頭皮はもちろん、顔、胸、背中などにも好んで住みつきます。 このフケ原因菌が増えすぎると、フケ・かゆみの原因になることがあります。
皮膚 カビ なぜ?
原因真菌であるマラセチアは皮膚の皮脂を好むため、皮脂の分泌の盛んな思春期以降の20~30代に多くみられ、多汗、高温多湿、衣服の蒸れなどが悪化因子となります。 また、アトピー性皮膚炎などでステロイドを使用している場合などでみられることもあります。
脂漏性湿疹 どうすれば?
治療法 完治させる薬はないが、症状軽減の治療として急性症状はステロイド軟膏によく反応し、症状の鎮静を維持するために抗真菌薬やその成分が含有されているシャンプーを用いる。