硬くなった便を排泄するときに肛門の外壁を傷つけることが原因。 肛門の上皮部分が切れたり裂けたりするため、出血がある。 排便時や排便後にもズキズキとした痛みを感じることがある。 痛みのために便意を我慢すると、ますます便が硬くなる悪循環に陥りやすい。
なぜ痔は痛いのか?
「1分でわかるおしりトラブル ~いぼ痔 篇~」 いぼ痔(内痔核)は、排便時の負荷などにより、歯状線より上の粘膜下の静脈叢がうっ血してできた、いぼ状のはれを指します。 このあたりの組織には知覚神経(痛みを感じる神経)が通っていないことから、痛みを感じることは少なく、出血によって初めて痔に気づく場合も多いようです。
お尻が痛い どうすればいい?
シャワーではなくからだに負担の少ない半身浴や、おしりをぬるま湯につけるなどして患部を温めるとよい。 なるべくぬるま湯でゆっくり浸かるのがポイント。 お風呂に入れないほど痛みが激しい場合は、温めた濡れタオルを患部に当てるか、下着の上から使い捨てカイロを当てるかするとよい。
切れ痔 どうすればいい?
手軽にできるセルフケアで切れ痔を解消! 食事や運動など生活習慣を改善して便通を整えるように心がけましょう。 便が硬くて市販の下剤を使う場合は、便を軟らかくする作用がある非刺激性の下剤(酸化マグネシウムなど)がおすすめです。 また、入浴やお尻だけお湯につける座浴で傷口を清潔に保つことも、切れ痔の改善に有効です。
切れ痔 どうしてなる?
切れ痔の原因は、便秘で硬くなった便を出そうと強くいきんだ時や、下痢で勢いが強くなった便を排便する時に便で肛門が傷つき、皮膚が割け、切れ痔を発症します。 治療は薬物が主です。 ほとんどの切れ痔は薬物治療で治ります。 しかし、一度治療したとしても、生活習慣を改善し、下痢や便秘が改善しなければ切れ痔を再発します。