痔ろう(痔瘻)は肛門周囲に膿がたまり慢性化した状態です。痔ろう(痔瘻)の原因や主な症状、特徴についてご紹介します。 Не найдено: UNK]なると、管排
痔ろうってどんな病気ですか?
「痔ろう」は、直腸と肛門周囲の皮膚をつなぐトンネルができる痔のことです。 肛門周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」が進み、慢性化すると痔ろうになります。 痔ろうの主な原因は、下痢などによって肛門の組織に細菌が入り込むこととされています。
痔瘻になるとどうなる?
歯状線のくぼみ(肛門陰窩〈こうもんいんか〉)から細菌が入り込むと、肛門腺が化膿し、その炎症が肛門周囲に広がって膿(うみ)がたまります(肛門周囲膿瘍)。 これが自然に破れるか切開することにより、膿が排泄されます。 そのまま治る場合もありますが、多くは膿の管(瘻管〈ろうかん〉)が残った状態となり、これを「痔瘻」といいます。
痔ろう どのくらい?
痔ろうができた場所によって異なりますが、3か月半から半年ほどかけて治療を行います。 場合によっては1年ほどかかるケースもあります。 その間、2~3週間おきに通院し、ゴムひもを締め直したり交換したりする処置を受けます。 最終的にゴムが外れることで治療が完了します。
痔瘻を放置するとどうなる?
肛門のほかに出口がつくられてしまう 常に大腸とつながっているので自然に治ることは期待できません。 さらに通常の痔と異なり、痔瘻を放置すると悪性化(痔瘻がん)に発展することがあります。 大腸がんのなか中でも最も予後が悪いので、お尻の病気だからと躊躇せずに、痔瘻が疑われる場合には早期に受診をお勧めします。