副鼻腔炎黄色や緑の鼻水が出てもほとんどのお子さんは細菌感染はありません。抗生物質が必要なのは長期間続く場合や痛みがひどい時などの重症なケースだけです。
点滴の中に抗生剤を入れることはできますか?
もちろん、点滴の中に抗生剤等を入れることは可能です。 上大静脈または下大静脈に留置するルート。 これらは体内で最も太く血液量が多い静脈で、中心静脈と称されます。 高濃度の薬剤を投与することが可能であるため、 高カロリー輸液や、血管炎をきたし易い薬剤(一部の抗がん剤など)の投与 に用いられます。 中心静脈カテーテルは大腿静脈、内頚静脈、鎖骨下静脈などから挿入し、中心静脈に留置されるため外来で入れることは稀です。
抗生物質を投与しすぎますか?
抗生物質の投与、服用のしすぎは、体内の細菌に抗体を作ってしまう恐れがあります。 何度も同じ抗生物質を投与し続けると、次第に抗生物質が効かなくなってしまい、同じ病気にかかった際、重症化しやすくなります。 安易に抗生物質を処方されないよう、今までの病歴や投与の有無を医師に伝えて確認しましょう。 王性物質は点滴での投与のほかに、錠剤や塗り薬での投与もあります。 服用や使用をしているうちに副作用と思われる症状が出た場合は、早めに医師に相談し、使用の継続が可能かどうかを確認しましょう。
細菌による二次感染を起こしている場合、抗生物質は期待できますか?
細菌による二次感染を起こしている場合には、抗生物質は効果があります。 しかし、CRPが5以下程度の重篤な感染でなければ、 抗生物質は飲み薬でも十分効果的 です。 点滴での栄養補給はほとんど期待できません。