中耳炎とは、まさに中耳の部分が菌などの侵入で炎症を起こしている状態です。 中耳炎になると、耳を痛がったり、耳垂れ(耳から膿などが出てくること)がおきたり、機嫌が悪かったりします。 中耳炎は、生後半年から1歳、2歳ぐらいをピークとして、5歳ぐらいまでは非常に多い病気です。
中耳炎はどんな病気ですか?
急性中耳炎は、鼓膜の奥に広がる中耳に細菌などの病原体が感染して炎症が生じる病気です。 風邪をひいた際などに、鼻や喉にいた病原体が鼻の奥からつながる耳管を通じて中耳内へと侵入し、そこで感染を起こして炎症が生します。
中耳炎はなんでなる?
風邪にかかったときなど、鼻や喉にいる細菌・ウイルスが、耳管を通して中耳へと感染することが主な原因です。 感染した中耳が炎症を起こすと、急性中耳炎となります。 一般的によくきかれる「プールやお風呂で耳に水が入った」ことによる急性中耳炎は、実際にはあまり見られません。
中耳炎の耳だれなんで?
中耳炎などで細菌に感染して耳垂れが出るということは、鼓膜の奥にある中耳腔に溜まった膿が鼓膜に開いた穴から流れ出しているということです。 耳垂れとその元になっている炎症を放っておくと、鼓膜に穴が開いたままになってしまい、風邪をひいたり汚れた水が入ったりして、慢性的に何度も病気をくり返すことになります。