中皮腫(ちゅうひしゅ、英: Mesothelioma)は、「中皮」細胞から発生する「がん」です。 中皮腫の発生する部位によって、胸膜中皮腫、腹膜中皮腫、心膜中皮腫、精巣漿膜中皮腫の4つがあり、約9割前後が胸膜中皮腫とされています。
中皮腫は癌ですか?
悪性中皮腫は、肺を包む膜(胸膜)や、おなかの内側(腹腔)を覆う腹膜などに並んでいる中皮細胞から発生する悪性腫瘍です。
中皮腫の病気はどんな病気ですか?
胸膜中皮腫は悪性腫瘍の1つであり、まれな腫瘍ですが、その発症にはアスベスト(石綿)が関与していることが知られています。 胸痛、咳(せき)、大量の胸水による呼吸困難や胸部圧迫感が起こります。 また、原因不明の発熱や体重減少がみられるときもありますが、これらは中皮腫に特徴的な症状とはいえず、早期発見が難しい病気です。
中皮腫 何科?
・中皮腫の治療に関しては、組織型、合併症の有無、全身状態を考慮した最適な治療法を提供します。 早期例では手術療法、化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療が必要となるため、呼吸器内科・外科、放射線科と協力して治療にあたります。