TPNは高カロリー輸液とも呼ばれ、高濃度の栄養輸液を中心静脈から投与することで、エネルギーをはじめ、からだに必要な栄養素を補給することができます。
中心静脈栄養 何キロカロリー?
中心静脈栄養のメリット 従って、中心静脈栄養では、1日1000~2500kcal程度までの栄養を投与できるので末梢静脈栄養より多くのエネルギーを摂取できます。 また、消化管を利用せずに水分・栄養などを補給でき、末梢静脈栄養に比べて長期間に渡る利用も可能です。
中心静脈栄養 高カロリー なぜ?
点滴のカロリーを増やすためには、薬液の濃度を上げる必要があり、細い血管に入れると炎症を起こしてしまうためです。 太く血液量の多い中心静脈であれば、点滴の濃度をすぐに薄めてくれるので、炎症を起こすことなく高カロリーの栄養を投与できます。
中心静脈栄養 何入れる?
中心静脈栄養法は、鎖骨下静脈などの中心静脈にカテーテルを留置し、高カロリー輸液などの完全な栄養を、静脈的投与することを目的とします。 生命活動や成長に必要な5大栄養素である炭水化物、タンパク質、アミノ酸、脂質、ミネラル、ビタミンのすべての栄養素を、中心静脈から点滴により注入します。
中心静脈カテーテル 高カロリー輸液 なぜ?
中心静脈カテーテルの留置 投与ルートとなるカテーテルは、一般的に鎖骨下静脈から挿入し、先端部を上大静脈(中心静脈)に留置します。 上大静脈は心臓に近い太い血管で、血液量が多くて血流も速いため、糖濃度の高い輸液も投与できます。