中咽頭癌とは 中咽頭は口のつきあたりの部位を指します。 発生部位(亜部位)により上壁、側壁、後壁、前壁に分けられます。 側壁は口蓋扁桃(こうがいへんとう)にあたり一般的に扁桃腺と呼ばれている場所です。
上咽頭癌 しこり どこ?
上咽頭がんは、初期のうちは自覚症状がみられないことがあります。 上咽頭がんの発見時に最も多くみられる症状は、頸部リンパ節に転移したことによる首のしこりです。
中咽頭はどこ?
中咽頭は、咽頭の管の中間部分で、口の上部の奥にある柔らかい部分の 軟口蓋 なんこうがい 、口の奥のほうの突き当たりの壁、 口蓋扁桃 こうがいへんとう 、舌の奥の付け根部分である 舌根 ぜっこん が含まれます。
上咽頭がん どこ?
上咽頭がんは、鼻腔の奥、軟口蓋の上からのどの上部に発生したがんです。 しばしば首にしこりができ、患者は耳に詰まったような感覚や痛みを感じたり、難聴になったりすることがあります。 診断には生検が必要で、がんの広がりを調べるために画像検査が行われます。
咽頭がんはどんな症状?
初期症状としては、飲み込むときの違和感、おさまらない咽頭痛、 吐血 とけつ (消化管からの出血)、口を大きく開けにくい、舌を動かしにくい、耳の痛み、口の奥・のど・首にできるしこり、声の変化などがあげられます。