ALSは、脳神経内科で確定診断されます。 しかし、患者さんの多くが、初期症状の特徴から、初診で一般内科、整形外科または耳鼻咽喉科などを受診する現状があります。 特に、早期では他の病気との区別がつきにくいため、1ヵ月経っても症状が良くならないようであれば再受診するか脳神経内科医に相談してください。
ALS 何の検査でわかる?
ALSの検査と診断 ALSを診断するためには、問診・視診・触診・筋電図検査・脊髄のMRI検査などを行います。 問診では症状を細かく聞き取ります。 視診では、目や顔、手の動き、立ったり座ったり歩いてもらうなどして、筋肉がやせてきていないかなどを確認します。
ALSの予兆は?
初期に自覚できる症状としては、手足の筋力低下や筋肉自体がやせて小さくなる筋萎縮、筋肉がピクピクする筋の線維束(せんいそく)性収縮、食べ物を飲み込みにくくなる嚥下(えんげ)障害、発音がうまくできなくなる構音障害などがあります。
ALSの確かめ方は?
以下では、診断するときに行われる検査をわかりやすく解説していきます。1針筋電図 細い針を直接筋肉に刺して筋肉の電気活動を調べることによって、神経や筋肉の障害を確かめる検査です。 ... 2血液検査 ALSの検査では血液検査が行われるのが一般的です。 ... 3髄液検査 ... 4頭部MRI、脊髄MRI. ... 5末梢神経伝導速度検査 ... 6遺伝子診断
筋萎縮症 何科?
筋肉がやせる病気を診断するには、ぜひ脳神経内科医の診察を受けて下さい。 筋萎縮の分布などの特異性のある所見から診察だけで診断がつくこともあります。 確実な診断のためには神経伝導検査や針筋電図などの専門的な電気生理学的検査が必須となります。