② 筋萎縮性側索硬化症(ALS)には、どのような症状がありますか 上肢麻痺 多くは指先の麻痺、手の筋萎縮で発症します。 進行すると筋のピクつきや関節の痛みもみ られます。 下肢麻痺 歩行時のつっぱりが初期には多く みられます。 . 球麻痺 顔・舌・のどの麻痺、筋萎縮があらわれます。 . 呼吸障害 初期
筋萎縮性側索硬化症にみられるのはどれか?
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の臨床像 運動ニューロン病の代表的疾患で、体幹や四肢に上位および下位運動ニューロンの混合性障害がみられる進行性の神経変性疾患である。 成人で四肢筋力の低下、筋萎縮と線維束性収縮、深部腱反射亢進があり、きわめて急速に進行する。
ALSの前兆は?
最初は、箸が持ちにくい、重いものを持てない、手や足が上がらない、走りにくい、疲れやすい、手足の腫れ、筋肉のピクツキ、筋肉の痛みやつっぱりなどの自覚症状を感じます。 これはALSに特徴的な症状の一つで、手足の麻痺による運動障害の初期の症状です。 このような症状がみられるとともに、手や足の筋肉がやせ細ってきます。
ALSの体の痛みは?
ALSではしばしば疼痛が生じ、特に進行期には動けないことや圧迫に伴う耐え難い痛みを経験します。 体位変換やマッサージのほか、消炎鎮痛薬を使用します。 程度が強い場合には、モルヒネなどのオピオイド鎮痛薬を使用します。
球麻痺の初期症状は?
球麻痺型 球麻痺型の初期症状は飲み込みが悪くなることでむせることが多くなったり、発話するための筋肉の動きが低下することで呂律が回らないという症状がみられます。 特に嚥下障害が進行していくと誤嚥することにより肺炎を引き起こしてしまう場合もあるため注意が必要です。