過剰な飲酒を続けると、脳はアルコールに対して耐性が生じ、同じ効果を得るのに 必要なアルコールの量が増えてしまいます。 その結果、酒量が増え、脳の神経細胞が アルコールによって、いつも麻痺している状態が続くようになります。 さらには、脳内のアルコール濃度が少しでも下がると、神経細胞が異常な興奮を示 すようになります。
お酒を飲むと脳はどうなる?
アルコールは肝臓だけでなく、脳にも影響を与える物質です。 連日大量の飲酒を続けていると、脳細胞は徐々に縮んで「脳萎縮」の状態になります。 脳萎縮は、物事の判断や意思決定を司る前頭葉で起こるケースが多いです。 前頭葉が萎縮すると、理性的な判断ができなくなっていきます。
飲酒 脳萎縮 どうなる?
脳は、摂取したアルコールの量に比例して萎縮すると言われています。 そして脳の萎縮により、認知機能が低下したり、脳梗塞のリスクが高まったりといったことが起こります。
飲酒の精神的影響は?
アルコールが直接的にうつ症状やうつ病を起こす可能性があり、抑うつ気分やイライラなど気分の変化が生じることがあります。 アルコールを数週間にわたり大量摂取した結果、強い抑うつ気分、罪業感、不安感が高まり、アルコールを中止後抑うつ症状などの精神症状は改善したという報告があります。
アルコール 脳萎縮 どこ?
アルコールは脳ととても親しいのですが、連日の飲酒で始終アルコール漬けになっていると、脳の細胞は梅酒の中の梅の実のようにだんだん縮んでいきます。 これを脳萎縮といいますが、CTやMRI検査で調べてみると、脳萎縮は大脳の前頭葉に多くみられます。