アスピリン喘息の診断 一般的に、解熱鎮痛剤を服用してから15~30分後に喘息発作が起こります。 また、アレルギーのはっきりしない患者さんに多くみられ、発作に季節性はなく、一年中みられます。 喘息症状が重症、難治性で、死亡例が通常の喘息患者さんよりも多くみられます。
なぜアスピリン喘息が起こるのか?
NSAIDsの投与により産生が抑制される炎症性物質のひとつに、プロスタグランジンE2があります。 プロスタグランジンE2の減少によって、マスト細胞をはじめとする喘息発作に関与する細胞が活性化します。 それによって気管支の収縮が引き起こされるため、喘息発作が出現することになります。
アスピリン喘息 何時間?
NSAIDs 使用後、1時間以内に、鼻閉、強い喘息発作や咳嗽を認める。 誘発症状が強い例では、頚部から顔面の紅潮、消化器症状を認めやすいが、皮疹は少ない。 過敏症状は軽症例では、約半日、重症例では24時間以上続くが、症状のピークは、原因となるNSAIDの効果発現時間である。
アスピリン喘息の特徴はどれか?
AERDの特徴として、①アスピリンなどの解熱鎮痛薬で誘発される急激な喘息発作やアレルギー症状、②アスピリンなどを避けていても日常的に持続する重い喘息や鼻症状、③鼻ポリープを伴う重症の好酸球性副鼻腔炎、④アレルギーを悪化させる化学伝達物質であるシスティニルロイコトリエン(CysLT)*6が体内で過剰に産生される、 以上の ...
アスピリン喘息とは何ですか?
アスピリンをはじめとする解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs;エヌセイズ)を服用したときに、非常に強いぜん息症状と鼻症状を引き起こす体質を有する方を、アスピリンぜん息(解熱鎮痛薬ぜん息)と呼びます。