日本の白内障による失明率は低めです。 基本的には濁った水晶体を取り除いて透明なレンズを挿入する手術を受けることで、視力が回復します。 しかし、手術への不安や症状に気付かず、適切な時期の治療を放置していた場合、失明してしまう可能性もございます。 また、重症化しすぎると、手術が難しくなります。
白内障になるとどうなるの?
白内障が進行して水晶体の濁りが強くなると、眼の奥が見えなくなりますので、眼底の検査が難しくなります。 そのため、糖尿病性網膜症や網膜剥離、網膜静脈閉塞症など失明の恐れがある病気の発見が遅れる原因になります。 年を取ると様々な眼の病気を発症しやすくなります。
白内障は何人に一人?
65~74歳では、ほぼ5人に1人の割合で視力低下を伴う白内障がみられ、75歳以上ではこの割合がほぼ2人に1人となります。 幸い、米国では白内障患者のほとんどが失明に至る前に治療を受けています。 白内障は通常、加齢に伴って、または明らかな原因なく発生します。 しかし、以下のように危険因子が明らかな場合もあります。
白内障は何歳くらいからなりますか?
早い場合には40代から始まり、年齢とともに増加して、50代で8.4%、60代で約40%、70歳以上になると80%以上の人に見つかっています。
白内障になったらどんな見える?
白内障の原因は眼のレンズにあたる水晶体が加齢や合併症によって白く濁ること。 そのため白みがかって霞んで見えることが特徴です。 また、ぼやけたり二重に見えてしまうのもよく見られる症状です。