白内障は、加齢などが原因でカメラのレンズのような役割を担う「水晶体」が濁ることで視力が低下する病気です。 初期にはほとんど症状は現れませんが、進行すると「ものがかすんで見える」「光が眩しい」「一時的に近くが見えやすくなって、眼鏡が合わなくなる」などの症状が現れます。
白内障になったらどんな見える?
白内障の原因は眼のレンズにあたる水晶体が加齢や合併症によって白く濁ること。 そのため白みがかって霞んで見えることが特徴です。 また、ぼやけたり二重に見えてしまうのもよく見られる症状です。
白内障を放置するとどうなりますか?
白内障を放置していると水晶体が膨らんでいき、眼球内の水を排出する隅角が塞がってしまいます。 そうなると一気に眼圧が急激に上昇する状況が続くため、急性緑内障を引き起こす原因となるのです。 緑内障は日本の失明原因トップであり、急性緑内障によって視野欠損すると二度と元には戻りません。
白内障が進行するとどうなるの?
白内障が進行すると水晶体が膨張してきます。 水晶体の膨張によって隅角が狭くなると、房水の排出機能が低下して、眼圧が上昇する危険性があります。 隅角が完全に塞がってしまうと、眼圧が急激に上昇し、急性緑内障発作を引き起こす恐れがあります。 急性緑内障は、緑内障の中でも失明の危険性が高く、早急に処置を行わなければなりません。
白内障ってどんな感じ?
進行するにつれて、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、ものが二重三重に見える、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。 晴れた日の屋外がとてもまぶしく感じたり、車の対向車のライトがまぶしく感じたりします。 また、遠くが見えにくく感じるために、近視が進んだように感じる場合もあるようです。