百日咳(pertussis, whooping cough)は、特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性気道感染症である。 母親からの免疫(経胎盤移行抗体)が十分でなく、乳児期早期から罹患する可能性があり、1歳以下の乳児、特に生後6 カ月以下では死に至る危険性も高い。
百日咳ってどんな症状?
百日咳の特徴の一つである、連続的な短い咳と息を吸うときにヒューと音のする発作が起こります。 また息を詰めるため、顔などに浮腫(はれ)や内出血がみられることもあります。 この時期を痙咳期(けいがいき)といいますが、乳児の場合には咳をあまりせずに無呼吸状態になったり、けいれんを起こしたりし、呼吸停止に至ることもあります。
百日咳は何回もなるのか?
百日咳は咳を主とした急性気道感染症で、百日咳菌という特殊な細菌が原因です。 終生免疫(一度感染したら次はかからない)の感染症ではないため、風邪のように何度でも百日咳にかかる可能性があり、特に6か月未満の乳児が百日咳にかかると呼吸器不全など命に関わることがあります。
百日せき 何歳が多い?
小児が感染し、特に1歳以下の乳児が感染すると重症化し、生命にかかわることがあるので注意が必要です。 2018年(平成30年)1月より百日咳は国への全数報告疾患となり、日本における百日咳のまん延の状況が明るみになってきております。 好発年齢は、5歳以上20歳ぐらいまでの青年期に多い。
百日咳の咳はいつまで続くの?
呼吸器への感染症で、短い咳が連続して出て、息を吸うタイミングで「ヒューヒュー」という音がする特有の咳発作が特徴。 咳が治まるまで約100日間(3ヵ月程度)続くことから、百日咳と呼ばれる。