膀胱がんの主な症状には、血尿や頻尿、排尿時の痛み、尿が残る感じ、切迫した尿意などがあります。 血尿には、尿の色が赤や茶色になり目で見てわかる血尿と、顕微鏡で確認できる血尿があります。 がんが進行すると、尿が出にくくなったり、わき腹や腰、背中が痛んだり、足がむくんだりすることもあります。
膀胱癌 どうやってわかる?
膀胱がんの検査では、まず尿検査を行い、尿の中に血液やがん細胞が含まれているかどうかを確認します。 さらに、超音波検査や膀胱鏡検査を行い、がんであることがわかった場合には、転移の有無や膀胱内のがんの深さや広がりを確認するため、CT検査やMRI検査などの画像検査を行うこともあります。
膀胱癌とはどんな病気ですか?
膀胱癌とは、膀胱(ぼうこう;おしっこを一時的にためる場所)の内側をおおっている尿路上皮【にょうろじょうひ】という粘膜ががん化する病気です。 尿路上皮ががん化することがほとんどですが、まれに扁平上皮【へんぺいじょうひ】や腺【せん】という部分ががん化することもあります。
膀胱癌 どこが痛い?
がんが進行し膀胱周囲に浸潤すると、下腹部痛や陰茎の先端部の痛みが現れることがあります。 仙骨神経叢(脊髄神経から骨盤や臀部、下肢等につながる神経の集まり)に浸潤すると、会陰部痛や太ももの後ろ側に神経障害性疼痛*1が起こります。
膀胱癌放置するとどうなる?
他臓器の上皮内がんとは異なり、膀胱の上皮内がんは、放置すると早期に浸潤性膀胱がんとなり転移することがあります。