「本態性振戦は、ふるえの元になっている脳の部位に針を刺し、手術で焼くと1回で治ります。 しかし、10年ほど前から電気で刺激する脳深部刺激法の手術が主流になり、焼いて治す定位脳手術の技術を持った外科医が少なくなりました。 一方、治療を受ける側の患者さんのほうでは、主流の脳深部刺激法をあまり受けたがりません。 25 апр. 2017 г.
本態性振戦は何科?
受診して相談する科としては、脳神経内科(神経内科)が最も適切です。 本態性振戦の症状として間違いがないかの診察が行われ、必要に応じて脳のMRIや血液検査などが行われます。 近くに脳神経内科がない場合には、脳神経外科を受診されると良いでしょう。
本態性振戦 なぜ?
本態性振戦の原因は、まだよく分かっていません。 しかし、精神的に緊張すると症状が悪くなることなどから、興奮したときに働く交感神経が関係しているともいわれています。 また、家族や親類にも同じように本態性振戦の人がいる場合は家族性振戦ということもあります。 注)本態性:原因不明であることを意味する言葉です。
本態性振戦の治療薬は?
薬としては、交感神経遮断薬(プロプラノロール、アロチノロール)、抗てんかん薬(プリミドン、クロナゼパム)、抗不安薬(アルプラゾラム、ジアゼパム)などが効果があるとされています。 抗てんかん薬のガバペンチンやトピラマートが有効という報告もあります。
本態性振戦の年齢は?
発症年齢は、主に 20 歳代と 60 歳以降に大きく分かれます。 高齢者では、症状の進行速度が速く日常生活への影響が大き い。 原因としては、血縁関係に症状が見られる遺伝性振戦と原因不明の本態性振戦に分か れます。