閉塞性換気障害には、気管支ぜん息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがありますが、どの疾患も気管支が狭くなっているので、一気に息を吐き出すことができず1 秒率が低下するのです。 つまり呼吸しにくい状態であることを意味しています。
肺気腫 進行すると どうなる?
肺気腫に限らず、多くの呼吸器疾患は、進行すると、体の中に酸素を十分得ることができない状態、呼吸不全を生じます。 呼吸不全とは、空気を吸入している時の、動脈血の酸素分圧(PaO2)が、60mmHg以下に低下した状態です。 (正常PaO2:80-90mmHg)。
拘束性換気障害 どんな状態?
拘束性換気障害拘束性換気障害とは、肺が何らかの原因によって拘束され広がることを制限されている状態である。 吸気障害となり肺活量※3が減る病態である。 代表的な疾患としては、肺線維症(間質性肺炎)や肺手術後、胸郭変形、呼吸筋力低下などが挙げられる。
閉塞性障害の原因は?
最大の原因は喫煙であり、喫煙者の15~20%がCOPDを発症します。 タバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症がおきて、せきやたんが出たり、気管支が細くなることによって空気の流れが低下します。
閉塞性換気障害 なぜ吐けない?
つまり、吸気時よりも呼気時の方が力を使わないため、通り道が狭くなっていることで息を吐きだしにくいということになります。