便秘で溜まる腸内ガス 腸内が便で渋滞した状態で便もガスも滞留し、ガスは発酵して臭いのきついおならになります。 溜まったガスを排出するためにおならの回数が増えます。 また便秘で滞留した腸内ガスが腸管から吸収され、血管内を運ばれて肺から放出されると、息がおなら臭くなることがあるともいわれています。
おならが出るのはなぜ?
先述のように、口や鼻から飲み込んだ空気と、腸内細菌が食物を消化する過程で発生したガスが「おなら」として排泄されます。 おならは基本的に無臭で、その成分は窒素・酸素・水素・二酸化炭素・メタンなどです。 1日に200~2000ml程度が作られ、成人のおならの平均回数は約7〜20回と言われています。
便秘 どうしたら出る?
1食物繊維と水分を十分取る 食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にし、便を排出しやすくしてくれます。 穀物、いも類、豆類、ひじき、寒天、果物など、食物繊維を豊富に含む食品をしっかり摂りましょう。 また、水分の摂取量が少ないと便が硬くなり、排出しにくくなります。 こまめに水分を摂ることを意識しましょう。
おなら 音が出ない なぜ?
音のしない「おなら」は、大きな音の「おなら」に比べて、一回の量が少なく、肛門上皮を振るわせないからで、細菌により発生したガスの割合が高く、くさいと思われます。
おならが出るのはいいことですか?
このガスは有害なものではなく、二酸化炭素や水素、メタンといった種類です。 要するに、ガスが発生しておならが出ることは、腸内細菌が活発に働いて、私たちに免疫や感染防御などの恩恵を与えてくれている証拠なのです。 「おならが出るのは健康な証拠と言われても、ニオイが臭いのは困る。」