機能性発声障害の診断は耳鼻咽喉科専門医でもむずかしい場合があります。 音声専門医や専門の言語聴覚士のいる医療機関(音声外来、喉頭〈こうとう〉外来など)を受診し、原因を理解したうえで、音声訓練をおこなえば治りやすい病気です。
声が出ない 何科に行けばいい?
受診科目は耳鼻咽喉科がよいでしょう。 受診の際は、声の不調が始まった時期や痛み・熱・咳の有無、喫煙の習慣、現在ほかにかかっている病気があればその点も併せて医師に伝えましょう。
声がかすれる 何の病気?
かれ声になる病気はいろいろありますが、主なものは、急性喉頭炎、声帯ポリープ、反回神経麻痺、喉頭癌等です。 その他に、加齢により声帯がやせたり、緊張が弱くなる老人性喉頭という状態もあります。 いずれも、鏡で声帯をみる検査や、鼻から細いファイバーを入れて声帯を観察する検査で容易に診断できます。
変声障害の原因は?
変声障害は、のどの急激な成長に調節能がついていけないため、また、心理的要因などでおこります。 いずれにしても声帯が過度に緊張している状態で、これが原因で低い声を出すことが困難になります。
声がかすれる原因は何ですか?
声のかすれ(声枯れ)が起きていることで考えられる原因は、急性咽喉頭炎などの症状に起きる声帯の炎症だけでなく、声帯結節や声帯ポリープ、副鼻腔炎(ちくのう症)による後鼻漏、喉頭ガン、甲状腺癌による神経麻痺、年齢の変化が原因の声帯萎縮などが挙げられます。