餅は縄文時代の後期に稲作の伝来とともに東南アジアから伝わったと考えられています。 その当時の米は赤色に近く、比較的餅になりやすい米だったようです。 餅が季節・行事ごとに供えられ食されるようになったのは、「鏡餅」が誕生した平安時代からの事です。 この頃から餅は祭事・仏事の供え物として慶事に欠かせない食べ物となりました。
餅 なぜ生まれた?
餅は稲作が伝来し、蒸す技術が普及してきた弥生時代頃より造られるようになりました。 古来より餅は稲の神様である稲霊(いなだま) を表すものであり、神が宿る特別な食物として敬われ、五穀豊穣を願い、そして感謝し米ではなく、ひと手間かけて作り上げる餅を神様に供えるようになりました。
餅 縁起物 なぜ?
弥生時代に稲作信仰がはじまり、稲には「稲霊(いなだま)」「穀霊(こくれい)」が宿り、人々の生命力を強める霊力があると信じ、神聖な食べ物として崇められるようになります。 さらにお米の霊力は、それを搗いて固める餅や醸して造る酒にした場合、倍増すると考えられました。 「鏡餅」もかみの霊力が宿るお供え物として尊ばれてきた。
なぜ餅というのか?
餅の語源・由来 「もちいひ(餅飯)」を略した「もちひ」が、更に略されて「もち」となった。 もちの語源には、長期保存に適した食べ物なので「長持ち」や、携帯できる飯として使われていたため「持ち歩く」などの説がある。
餅はいつから食べられている?
日本での「もち」の歴史は古く、稲作の伝来とともに伝わったと考えられています。 平安時代になると、白い「つきもち」のほかに、だいずやあずき、ごまなどの材料を加えたもちや、米の粉を用いた「ちまき」のような「粉もち」などが作られています。