お正月に食べるお雑煮の歴史は古く、始まりは平安時代だといわれています。 餅は古くから農耕民族である日本人にとって、お祝いごとや特別な「ハレの日」に食べる「ハレ」の食べ物でした。
雑煮はいつから?
お雑煮の始まりは、室町時代だと言われています。 室町時代の文献には、「雑煮」という言葉が存在。 武家が開催する宴会では、お酒のおつまみとして度々お雑煮が登場しています。 お雑煮が宴の初めには必ず食べられるということからお雑煮イコール縁起の良い料理と考えられていました。
お雑煮 一般庶民 いつから?
調べてみると、古い資料に「雑煮」はなく、室町時代になってようやく出てきます。 そのころまで、「雑煮」は貴族の食べ物でした。 しかも正月に限ったものではなかったようです。 それが武家にも広がり、さらに一般庶民に広まり、正月の定番になったのは、江戸時代も後期になってからでした(醤油の普及もそんなに古くありません)。
おせち料理はいつから食べていいの?
おせちは元日に食べるのが一般的 正月の三が日くらいはゆっくり休息を取れるようにと、おせちを食べる習慣が始まったといわれています。 おせち料理はどれも保存が効くようにつくられます。 元日におせちを食べて、その後2~3日はおせちの残りを食べることで、主婦は休息をとれます。
お雑煮は何日まで食べるの?
お雑煮は、一般的には「三が日」と呼ばれる1月1日から3日までの間に食べることが多くなっています。 ただし特にこれといった決まりがあるわけではないため、必ずこの期間に食べなければいけないというわけではありません。 地域や家庭内の風習・習慣などに合わせて、好きなタイミングに食べるといいでしょう。