湿性罨法はどれか。 氷枕は乾性冷罨法である。
氷枕の使い方で正しいのはどれか?
水漏れがないことを確認する。 氷を隙間なく入れる。 氷を隙間なく入れると頭に当てたときにゴツゴツするので半分から2/3程度の氷を入れ、水を足す。 ... 濡れたタオルで覆う。 ゴムのままで肌に当てるのは安楽でなく、結露ができるので乾いたカバーやタオルで覆う。内部の空気は残しておく。 ... 水漏れがないことを確認する。
乾性の罨法はどれか?
乾性温罨法は、湯たんぽ、カイロ、電気毛布、電気あんかなどを使って温めます。 注意点としては、出血傾向、知覚の麻痺、消化管穿孔などがあるときや、身体が衰弱しているときは控えたほうがよいでしょう。
氷枕の向きは?
肩が氷枕によって持続的に冷やされると血液循環が悪くなり、肩こりや不快感の原因になります。 氷枕の中央に患者の後頭部を載せるようにしますが、この時、止め具は上向きにして、床頭台とは反対側に置くようにします。 臥床中の患者は床頭台(しょうとうだい)側に向きやすいため、止め具が床頭台側にあると顔を傷つけやすくなるからです。
氷枕の注意は?
患者さんの状態によっては、寒冷刺激の作用が侵襲を与えることがあります。 例えば、循環障害がある、血栓を形成しやすい、寒冷蕁麻疹がみられる場合などは禁忌となります。 また、意識障害や知覚鈍麻があり、温度を感じることができない患者さんでは凍傷に注意が必要です。