健康な人がビタミンCを摂りすぎた場合、重篤な副作用はないものの、吐き気・下痢・胃けいれん・腹痛などの症状が報告されています。 この理由は、消化器官内における、未吸収のビタミンCの浸透圧に起因するためです。
ビタミンCの過剰摂取の症状は?
ビタミンCの過剰摂取症状 代表的なのは消化器官の不調です。 たとえば腹痛・吐き気・下痢などの症状があらわれます。 また、腎臓機能に障害がある方に関しては、尿路結石のリスクが高まるという指摘もあります。 さらに、虚血状態の方がビタミンCを摂りすぎると、細胞死を招くという指摘もあります。
ビタミンCの上限量は?
ヒトはビタミンCを体内で作れないため、成人では1日の推奨量が100㎎(2020年版食事摂取基準)と設定されています。 また、通常の食事による過剰摂取の報告はないため、耐容上限量は定められていません(表1)。
ビタミンC 一日 どれくらい?
日本人の食事摂取基準(2015年版)を見ると、ビタミンCは15歳以上で1日に100mgの摂取が推奨されています。 1日の摂取目安は年齢別で異なりますが、性別で差はありません。 また、余分に摂取しても排泄されるため、上限摂取量は設定されていません。
ビタミンCの致死量は?
一般的な大人の場合、塩なら200g、砂糖なら1kg、ビタミンCなら700gほどを一度に摂取すると死に至ります。 このほか、ニコチンは50~60mg、カフェインなら10~15g(コーヒー100杯)ほど。