ビタミンDをとりすぎると、高カルシウム血症が起こり、血管壁や腎臓、心筋、肺などに多量のカルシウムが沈着します。 そのため腎機能障害や食欲不振、嘔吐、神経の興奮性の亢進などの症状が現れます。
ビタミンD 過剰 どのくらい?
それでは、具体的にどれくらいの量を摂取すると過剰摂取になるのでしょうか。 米国がん国立研究所のデータによると、9歳以上の方は1日100μg以上の摂取で健康への悪影響のリスクが高まります。 なお、ビタミンDの過剰摂取が起こりやすいのはサプリメントなどを利用した場合です。
ビタミンDサプリの危険性は?
サプリメント等によるビタミンDの過剰摂取は、血清中のカルシウム値の上昇(高カルシウム血症)につながる。 高カルシウム血症に関連する症状としては、倦怠感や筋力低下といったものから嘔吐や便秘にまで及ぶほか、不整脈や血管の石灰化につながることさえある。
ビタミンDの一日上限は?
日本のビタミンD推奨摂取量は1日5.5μgだが、上限は1日100μgとしている。
ビタミンDの種類は?
ビタミンDは、ビタミンD2とビタミンD3の2種類の化合物があります。 ビタミンD2は植物に、ビタミンD3は動物に多く含まれます。 人の体内では、皮膚に存在する、7-デヒドロコレステロールが太陽光にあたると、プレビタミンD3を経て、ビタミンD3へ転移します。